そして、この日の夕方、巣に親バトは戻らなかった。ヒナは、初めてひとりぼっちで夜を明かさなければならなかった。
この日は、電灯は点けずに赤外線カメラをセットし、ヒナに刺激を与えないように注意して観察することにした。
夜の10時半頃、モニターを見ているとごそごそと動きながら翼を広げ羽ばたくしぐさを示した。
知らぬ間に、羽毛が生えそろって小さいながらも立派な翼を見ることができた。
カメラ位置を変えたりすると、人の気配を感ずるのか、警戒音を発する。(神経が過敏になっているのだろう今日はこれまでにしておこう。)
親バトは、子から離れて夜を過ごしているが、明朝真っ先に子どものいるところにやってくるのだろう。
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